投資において「複利」は最強の味方ですが、借金において複利は「人生を削る凶器」へと姿を変えます。消費者金融やリボ払いは、なぜ「最悪の借金」と呼ばれるのか。その構造を徹底的に解析します。
異常なまでの「高金利」という暴力
消費者金融やリボ払いの金利は、一般的に年率15.0%〜18.0%程度に設定されています。この数字がどれほど異常か、他の数字と比較してみましょう。
投資の神様ウォーレン・バフェットでさえ、生涯の平均利回りは年20%程度です。リボ払いや消費者金融を利用するということは、「バフェット級の運用益を、まるごと金融機関に献上し続ける」のと同義です。
借金の「雪だるま」:元金が減らない構造
特にリボ払いが恐ろしいのは、毎月の支払額を一定に抑えられるため、「借金をしている感覚」を麻痺させる点にあります。
終わらない返済ループ
月々の支払額が低いと、利息の支払いに追われ、肝心の「元金」がほとんど減りません。その間に新しく買い物をすれば、借金残高は減るどころか増え続け、文字通り「一生払い続ける」ループに陥ります。リボ払いの「便利さ」は、この罠の入り口に過ぎません。
バランスシートの「自己コントロール率」の喪失
幸福度は人生の自己コントロール率に比例します。借金はこのコントロール率を最も直接的に蝕みます。
将来の自由の先食い
リボ払いや消費者金融での消費は、「未来の自分が稼ぐはずのお金」を、高額な手数料を払って今使っている状態です。借金がある限り、あなたは「借金を返すため」に働かなければならず、転職・起業・休職といった人生の選択肢(コントロール権)を金融機関に握られていることになります。
信用情報の毀損
リボ払いの残高があるだけで、将来の住宅ローンや事業ローンの審査に影響が出る可能性があります。「お金に困っている人」と見なされ、本当に必要な時に高い金利を提示されるリスクがあります。
投資家としての「最優先事項」
もしあなたが投資を始めたいと考えていて、同時にリボ払いの残高があるなら——
年率15%の借金を返すことは、「リスクゼロで15%の利回りを得る」ことと同じです。世界中探しても、これほど好条件の投資先は他にありません。新NISAで株を買う前に、まずはこの「負の資産」を整理することが最優先です。