2026年8月6日(木曜日)の相場概況
国内日経平均は617円安の65,683円で3日ぶり反落。前営業日の米国ハイテク株安(ナスダック-0.83%)を受け、AI・半導体関連への利益確定売りが優勢となり、一時1,300円超の下げ幅で6万5,000円を割り込んだ。キオクシア・アドバンテスト・東エレク・ソフトバンクGの4銘柄だけで日経平均を850円押し下げたが、日経平均先物への買いで徐々に下げ渋った。TOPIXは9.68ポイント高の4,055.85と小幅続伸し、内需株や好業績銘柄には買いが続いた。
米国NYダウは464ドル安の53,885ドル(-0.85%)で反落し、5日ぶりの下落。前日まで史上最高値を更新していたが、米イラン暫定合意期待が相場の重しとなった。S&P500は13.59ポイント安の7,709.96(-0.18%)、ナスダック総合は16.09ポイント安の26,348.35(-0.06%)とそれぞれ小幅続落。アルファベット(GOOGL)がAI部門の再編と有力AI技術者の退社を発表し約4%下落(-15.22ドル)したことや、AMD決算が予想上回るも高い期待には届かず時間外で8.5%安となったことで、IT・ハイテク株に戻り売りが出た。一方、アムジェン・ディズニーの好決算や米イランホルムズ海峡航行再開へ暫定合意目前との報道(米財務長官「2日以内に合意可能」発言・オマーン仲介)でWTI原油が4.57ドル安の75.77ドル(-5.69%)と急落したことは一部セクターの支えとなった。
為替ドル円はNY終値158.46円(前日比+0.71円)と大幅なドル高・円安。米イラン核合意交渉の進展が見られず中東情勢の先行き不透明感が強まったことで原油価格が上昇、これを受け米長期金利が上昇し年内追加利上げ観測が再燃したことがドルを押し上げた。200日移動平均線(158.06円)を明確に上回り、7月31日以来約1週間ぶりの円安水準となった。ユーロ円は182.57円(前日比+0.31円)、ユーロドルは1.1535(前日比-0.0018)。
📉 株式:ハイテク株に売り圧力 💵 為替:ドル売り限定的
米国とイランがホルムズ海峡の航行再開に向けた60日間の暫定合意に近づいているとの報道。航路はイラン領海とオマーン領海を通る形で調整されており、パキスタンが仲介役、カタール・オマーンも交渉を後押し。米財務長官は「2日以内に合意可能」と発言。中東緊張緩和期待でWTI原油は5.69%急落し75.77ドルに。
中東情勢 原油グーグル親会社アルファベットがAI部門の経営体制刷新を発表。27年勤務のジェフ・ディーン氏が退社し新会社「ディスカバリー・ループ」を共同設立。アルファベット株は約4%下落(-15.22ドル)し362.43ドルで終了。ナスダック総合の下落を主導した。
AI ハイテクアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が4〜6月期決算を発表。売上高115億ドル・純利益23億ドルで予想を上回り、データセンター事業が前年同期比で2倍以上に急増。しかし高い期待には届かず、決算発表後の時間外取引で474.50ドル(-8.50%)と下落した。
半導体 決算日経平均は前営業日の米ハイテク株安を受けAI・半導体関連への利益確定売りが優勢で617円安。一時1,300円超の下げ幅で6万5,000円を割り込んだ。キオクシア・アドバンテスト・東エレク・ソフトバンクGの4銘柄だけで日経平均を850円押し下げたが、先物への買いで下げ渋った。
日本株 半導体アムジェン(AMGN)とウォルト・ディズニー(DIS)の4〜6月期決算が好感されたが、中東緊張緩和期待と原油安が逆に相場の重しとなり、米主要3指数は揃って下落。NYダウは5日ぶりに反落し53,885.10ドルで取引を終えた。
決算 米国株