2026年10月1日(木曜日)の相場概況
国内日経平均は前日比2,203円高の6万8,956円と大幅続伸し、1カ月半ぶりに6万8,000円台を回復した。米半導体大手マイクロン・テクノロジーが9月30日夕発表した決算が市場予想を大幅に上回る好内容となり、AI・半導体関連銘柄に断続的な買いが入った。アドバンテスト・東京エレクトロンの2銘柄で指数を1,000円超押し上げた。TOPIXは23ポイント高の4,131と小幅続伸。
米国NYダウは前日比20ドル高の5万926ドルと小幅続伸。ナスダック総合は10ポイント高の2万6,871、S&P500は14ポイント高の7,666とそれぞれ小幅続伸。米10年債利回りが5%台前半と高水準で推移し金利高への警戒が続いたものの、9月ISM製造業景況指数が予想をやや下回ったことで過度な引き締め懸念が後退し、終盤にかけて買い戻しが入った。
為替ドル円はNY終値で158円25銭と前日比84銭のドル高・円安。米新規失業保険申請件数が19.7万件と予想を下回り労働市場の底堅さが確認されたほか、ISM製造業の価格上昇でインフレ懸念が再燃し、ドル買いが優勢となった。ユーロ円は176円77銭と前日比1円81銭の円高。ユーロドルは1.1244と前日比0.0100下落。
米半導体大手マイクロン・テクノロジーが9月30日夕に発表した2026年第4四半期決算は、売上高が前年同期比約379%増の542億ドル、GAAP粗利益率86.8%と市場予想を大幅に上回る好内容となった。次四半期の売上見通しも615億ドルと強気で、AI需要の持続性を裏付けた。日本市場ではアドバンテスト・東京エレクトロンが急伸し、2銘柄で日経平均を1,000円超押し上げた。
決算 半導体 AI米10年債利回りが一時5.34%と2002年以来約19年ぶりの高水準に上昇した。9月ISM製造業の支払価格指数が77.9と5カ月ぶり高水準となったことでインフレ圧力再燃への警戒が強まり、債券売り(金利上昇)が加速した。米連邦準備理事会(FRB)の年内追加利上げ観測も織り込み度が上昇し、終盤まで株式市場の重荷となった。
金利 債券 インフレ米新規失業保険申請件数(9月20~26日週)が19.7万件と予想の20.0万件を下回り、1969年以来の低水準となった7月中旬以降で最低となった。継続失業保険申請件数も170.1万件と予想を下回り、労働市場の堅調さが確認された。ISM製造業景況指数の新規受注が55.3と7月以来の高水準となったことと合わせ、米経済の底堅さが追加利上げ観測を支える形となった。
雇用 経済指標 金融政策WTI原油先物は92.25ドルと90ドル台半ばを維持した。トランプ米大統領がイランに対する制裁緩和報道を否定したことから、米国とイランの交渉が停滞するとの見通しが影響し、中東産油地域からの供給不安が意識された。原油価格の高止まりがインフレ圧力を支える一因となり、米長期金利の上昇につながった。
原油 地政学 中東日経平均株価は前日比2,203円高の6万8,956円と、1カ月半ぶりに6万8,000円台を回復した。マイクロン決算の好内容を受けて半導体関連銘柄に断続的な買いが入り、アドバンテストと東京エレクトロンの2銘柄だけで指数を1,000円超押し上げた。台湾加権指数が1週間ぶりに最高値を更新したのも追い風となった。一方、TOPIXは23ポイント高と小幅な伸びにとどまり、個別選別色が強い展開となった。
日本株 半導体 指数