2026年10月7日(水曜日)の相場概況
国内日経平均は70,035.71円(前日比-648.27円、-0.92%)と3営業日ぶりに反落しました。前日まで急ピッチで上昇した反動で、アドバンテスト・東京エレクトロン・ディスコなど値がさのAI・半導体関連の一角に利益確定売りが出て指数を押し下げ、金利高を追い風に上昇してきた銀行株にも売りが目立ちました。TOPIXは朝方に8月14日の最高値(4,197)を一時上回ったものの、4,154.11(-0.70%)で取引を終えました。前日の米国市場でナスダックとS&P500が最高値を更新したことは下支えとなり、下値では押し目買いも入りました。
米国7日のNY市場は反落しました。NYダウは51,179.87ドル(-341.41ドル、-0.66%)と5日ぶりに下落し、ナスダック総合は27,538.69(-0.22%)、S&P500は7,801.77(-0.22%)でした。原油高でインフレ懸念が強まり、米10年債利回りが朝方に一時5.36%台と2002年以来の高水準をつけたことから売りが先行し、金融株などが下げました。ダウ構成銘柄のキャタピラーは、FTC(米連邦取引委員会)と米農務省が農業機械業界の反競争的慣行について情報収集を始めたと伝わり、大きく下げて指数を押し下げました。取引終盤は米10年債入札の好調な結果を受けて長期金利が5.27%近辺まで低下し、下げ幅を縮めました。
為替ドル円は158.08円(前日比-0.02円)とほぼ横ばいでした。日中は一時158.51円まで上昇しましたが、NY時間に米長期金利が低下に転じるとドル買いが後退しました。ユーロドルは1.1197ドル(-0.0062)と反落してユーロ安・ドル高となり、ユーロ円は176.98円(-1.02円)と下落しました。
米10年債入札:結果は好調で、入札後に米長期金利は低下に転じました。米10年債利回りは朝方に一時5.36%台と2002年以来の高水準をつけたあと、5.27%近辺まで低下しました。株式にとっては、取引序盤の売り材料と終盤の下げ止まり材料の両方になりました。
NY原油先物(11月限):取引序盤は上昇する場面がありましたが、ホルムズ海峡経由の供給回復やG7の協調放出が意識されて売りに押され、終値は88.28ドル(前日比-1.16ドル、-1.30%)と反落しました。取引序盤の原油高はインフレ懸念を通じて株式の重しとなり、為替では米金利の動きとあわせてドルの方向感に影響しました。
前日まで急ピッチで上昇した反動から、アドバンテスト・東京エレクトロン・ディスコなど値がさのAI・半導体関連の一角が下落しました。銀行株にも売りが出て、日経平均は648円安の70,035円で取引を終えました。TOPIXは朝方に最高値を一時上回りましたが、下げて終えました。
国内株原油高によるインフレ懸念と米長期金利の上昇を警戒した売りが先行し、金融株や資本財が下落しました。キャタピラーはFTCと米農務省が農業機械業界の反競争的慣行について情報収集を始めたと伝わり、大きく下げました。ナスダックは前日までの連日の最高値更新から反落し、S&P500も前日に付けた最高値から小幅に下げました。
米国株米10年債利回りは朝方に一時5.36%台まで上昇しましたが、入札結果が好調だったことで債券が買い戻され、5.27%近辺まで低下しました。この金利低下が株式の下げ幅縮小とドル買いの後退につながりました。
債券・金利イランによるホルムズ海峡での船舶攻撃の継続や、ロシア・ウクライナ戦争の激化を受けて、NY原油先物(11月限)は取引序盤に上昇する場面がありました。一方で、ホルムズ海峡経由の供給量が回復しつつあることやG7の協調放出が意識され、その後は売りに押され、終値は88.28ドル(前日比-1.16ドル、-1.30%)と反落しました。
原油・地政学