2026年10月21日(水曜日)の相場概況
国内日経平均は64,621.24円(+545.82円)と3日ぶりに反発。米スペースXが20日の米市場終了後に発表した決算で上場後初の四半期黒字を計上し、AI投資への懸念が和らいだことから、アドバンテストやソフトバンクGなど半導体・AI関連に買いが先行し、前場には上げ幅が一時1,300円を超えた。米イランの戦闘終結に向けた協議への期待から、原油先物の上昇が一服したことも支えとなった。ただ後場は戻り待ちの売りに押され伸び悩んだ。TOPIXは4,043.73(+34.52)で、33業種中24業種が上昇した。
米国21日のNY市場は主要3指数がそろって上昇し、NYダウは52,856.09ドル(+360.21ドル)と続伸、ナスダック総合は26,702.86(+278.04、+1.05%)、S&P500は7,757.17(+44.60)で終えた。スペースXの好決算でAI関連への警戒が後退し、スペースXやスーパー・マイクロが大きく上昇。ダウ構成銘柄ではエヌビディアが2.5%高となった。NY原油はロシアのプーチン大統領がウクライナとの和平協議を再開する意向を示したことなどから供給不安が後退し、続落した。終盤にかけては米長期金利が上昇した。
為替ドル円は158.14円(前営業日比-0.03円)とほぼ横ばい。米10年債利回りが5.07%台まで低下する局面では円買い・ドル売りが先行したが、その後は米長期金利が上昇に転じ、ドル円も持ち直した。日中の安値は157.84円。ユーロ円は177.62円(-0.11円)、ユーロドルは1.1232ドル(-0.0005ドル)と小幅に反落した。
米10年債利回り:5.15%(前日比+0.03%)。日中は5.07%台まで低下した後、終盤にかけて上昇した。
NY原油(WTI12月限):97.15ドル(-0.67ドル)と続落。プーチン大統領がウクライナとの和平協議を11月中旬に再開する用意があるとの意向を示し、供給不安が後退して売りが優勢となった。
NY金(12月限):4,157.57ドル(+14.97ドル、+0.36%)と4営業日ぶりに反発した。
米スペースXは20日の米市場終了後に2026年7〜9月期決算を発表し、純利益は44億400万ドルと上場後初の四半期黒字となった。売上高・最終損益とも市場予想を上回り、AI事業の成長が確認されたとしてAI投資への懸念が後退した。21日の東京市場ではアドバンテスト、ソフトバンクGなどに買いが広がり、NY市場でもスペースXやスーパー・マイクロが大きく上昇した。
企業決算 AI・半導体米国務省のピゴット報道官は21日、サウジアラビアにある米大使館の一部職員らに退避命令を出したと明らかにした。イエメンの親イラン武装組織フーシ派による攻撃を理由に挙げている。サウジ東部のサウジアラムコ関連施設を狙った無人機は防空システムが迎撃したが、2人が死亡したと伝えられた。
地政学 原油21日のNY原油先物(WTI12月限)は前日比0.67ドル安の97.15ドルで取引を終えた。ロシアのプーチン大統領が、米国が仲介するウクライナとの和平協議を11月中旬に再開する用意があるとの意向を示したことで、世界的なエネルギー供給減少への不安が後退し、売りが優勢となった。
商品市況 原油日経平均は前場に上げ幅が一時1,300円を超えたが、後場は戻り待ちの売りに押されて上げ幅を縮め、545.82円高で取引を終えた。アドバンテストとソフトバンクGの2銘柄で指数を約178円押し上げた。業種別では非鉄金属、銀行、保険などが上昇し、小売、パルプ・紙などが下落した。東証プライム市場は値上がり982銘柄、値下がり521銘柄だった。
国内株式