2026年10月28日(水曜日)の相場概況
国内日経平均は6万3,954円19銭(+685円82銭、+1.08%)と続伸しました。前営業日の米国市場で半導体株が上昇したことに加え、28日朝に韓国のSKハイニックスが発表した7〜9月期決算で連結純利益が前年同期の3.2倍となり、AI向けメモリー半導体の好調が確認されたことから、アドバンテストや東京エレクトロンなど半導体関連株に買いが集まりました。一方、TOPIXは3,991.71(-5.66、-0.14%)と反落し、東証プライムの値下がり銘柄が約7割を占めるなど、上昇は半導体関連の一部の値がさ株に偏りました。
米国NYダウは52,475.10ドル(+97.53ドル、+0.19%)と3日続伸し、ナスダック総合は26,549.85(+72.04、+0.27%)、S&P500は7,743.98(+21.38、+0.28%)とそろって上昇しました。FRBは28日のFOMCで政策金利を3.75〜4.00%に据え置き、重要イベントを無難に通過した安心感からAI関連株や金融株、ディフェンシブ株が買われました。ただし原油先物の上昇を受けて、ダウは日中に一時下げに転じる場面もありました。
為替ドル円は157.84円(-0.11円)と4営業日ぶりに小幅反落しました。FOMC結果の発表を控えて日中は一時158.35円まで上昇した後に押し戻され、ドルは引けにかけて上値の重い展開でした。ユーロドルは1.1154ドル(+0.0029ドル)と6営業日ぶりに反発し、ユーロ円も176.05円(+0.33円)と反発しました。ECB理事会を前にしたポジション調整も意識されました。
FOMC(28日):政策金利を3.75〜4.00%に据え置き(2会合ぶり。前回会合で利上げを決定済み)。投票は10対2で、ハマック・クリーブランド連銀総裁とクックFRB理事の2名が0.25%の利上げを主張して反対しました。ウォーシュFRB議長は会見で「インフレ率は依然として高すぎる」と述べ、年内の利上げに含みを持たせたと報じられています。
米10年債利回り:5.02%(+0.02%)
NY原油(WTI12月限):102.78ドル(+2.88ドル)と3営業日ぶりに反発。
NY金(COMEX12月限):4,051.6ドル(約23ドル安、-0.6%)。米長期金利が5%台に上昇し、金利を生まない金には売りが出ました。
FRBは28日のFOMCで政策金利を3.75〜4.00%に据え置きました。声明は政策スタンスの判断にはさらなる情報の蓄積が役立つとの姿勢を示しました。株式市場では大きな波乱なく通過した安心感が広がりました。ただし、発表後は短期金利の低下やドル安など荒い値動きも見られました。
FOMC韓国の半導体メモリー大手SKハイニックスが28日に発表した決算で、AI向け高性能メモリーが引き続き好調と確認されました。同社株は一時11%上昇し、韓国総合株価指数(KOSPI)が大幅高となったほか、東京市場でもアドバンテスト、東京エレクトロンなど半導体関連株が買われました。アドバンテストと東京エレクトロンの2銘柄で日経平均を約440円押し上げています。
半導体・AI東証プライムでは値上がり銘柄が約28%、値下がり銘柄が約71%と、値下がりが大きく上回りました。売買代金は約8兆742億円、出来高は約23億8,210万株でした。業種別では、ガラス・土石製品が+2.42%で上昇率首位となりました。
国内株式WTI12月限は前日比2.88ドル高の102.78ドルで取引を終えました。イエメンの親イラン武装組織フーシ派によるサウジアラビアの製油所や空港への攻撃が報じられたほか、米国が来週の中間選挙後にイランを再攻撃するとの警戒感が供給不安につながったと伝えられています。
原油・中東情勢オラクルが通期見通しを再確認し、投資家向けの会合で示した長期のフリーキャッシュフロー目標が市場予想を上回ったことから、AIへの巨額投資への懸念が後退して大幅高となりました。AI関連株の買い戻しはナスダックの上昇につながっています。
米国株・AI