📊 市場トレンド・金融政策

日銀1.0%利上げが31年ぶりに到来:住宅ローン・預金・債券・株・為替への波及と最適ポートフォリオ再設計

📅 2026年6月22日(2026年11月更新) 📖 約18分 🎯 中級〜上級 ✍️ マネトモ編集部

2026年6月、日本銀行が政策金利を0.75%から1.0%へ引き上げました。1.0%は1995年以来31年ぶりの水準で、その後9月には1.25%へ追加利上げされています(10月30日は据え置き)。長く続いた「ゼロ金利・マイナス金利時代」からの転換は、住宅ローン変動金利・預金・債券・株式・為替に、それぞれ違う形で影響します。本記事では、各資産クラスへの影響の経路を数値で整理し、金利が上がる局面で自分の家計や資産配分をどう点検するかを、仮想のモデルケースとともに解説します(2026年11月時点の情報に更新)。

📋 この記事の目次
  1. 日銀の利上げの経緯と今後の見方
  2. 住宅ローン変動金利への影響:返済額はいつ、どれだけ変わるか
  3. 預金金利の上昇:普通預金0.5%・ネット銀行の定期1.5%前後
  4. 債券市場への影響:金利上昇で債券価格はどこまで下落するか
  5. 株式市場への影響:金利上昇が効きやすい業種と効きにくい業種
  6. 為替市場への影響:金利差だけでは円相場は決まらない
  7. 金利のある時代の資産配分の考え方
  8. モデルケースで学ぶ資産配分の見直し(仮想シミュレーション)
  9. まとめ:金利上昇局面で見直したい3つのこと

日銀の利上げの経緯と今後の見方

政策金利の推移(2025年12月〜2026年10月)

日銀は金融政策決定会合ごとに、物価・賃金・金融市場の情報を踏まえて判断します。ここでは、利上げ判断の材料として語られることの多い3つの指標を、実績で確認します。

物価・賃金・為替の実績

①消費者物価(生鮮食品を除く総合)
2026年4月は前年同月比+1.4%で、2%を下回っていました。その後、2026年9月に+2.1%となり、2%を上回るのは約9ヶ月ぶりです。物価の伸びは月によって大きく変わるため、「何ヶ月連続で2%超」のような単純な見方はできません。

②賃金
2026年春闘の最終集計(連合)は平均5.01%で、5%台は3年連続です。実質賃金は2026年1月に13ヶ月ぶりにプラスとなり、その後も7月までプラス圏で推移したと報じられています。

③為替
利上げ前の2026年5月時点で、米国の政策金利は3.50〜3.75%、ドル円は154〜159円台でした。日銀の利上げ後も円安は止まらず、7月には一時1ドル=164円近く(163.98円)まで進みました。11月初めは158円前後です(Yahoo!ファイナンスの為替データ)。米国は9月16日に政策金利を3.75〜4.00%へ引き上げています。

今後の利上げペースは分からない

追加利上げがいつ、どこまで続くかは、物価・賃金・景気・為替・海外の金融政策に左右され、専門家の見方も割れています。9月の利上げには、反対した審議委員もいました。本記事の以降の試算は、政策金利が「何%になる」という予測ではなく、「適用金利が0.25%ずつ上がったら家計や資産はどう変わるか」を確かめるための仮定です。

⚠️ 予測の不確実性について
今後の金利・為替・株価は、景気動向・インフレ率・海外経済情勢によって変わります。旧版に載せていた「2027年末に政策金利2.0%」というマネトモ編集部の試算シナリオは、根拠となる推計モデルを示せないため削除しました。

住宅ローン変動金利への影響:返済額はいつ、どれだけ変わるか

変動金利型住宅ローンを利用している方にとって、日銀の利上げは最も身近な影響です。ただし、政策金利が上がったからといって、すぐ毎月の返済額が増えるとは限りません。

金利と返済額が変わるタイミング

変動金利型の多くは、金利は半年ごとに見直しますが、毎月の返済額は5年間変えない仕組み(5年ルール)で、5年後に返済額を見直すときも、増加は直前の返済額の1.25倍まで(125%ルール)とされています。金利が上がっても返済額が変わらない間は、返済額のうち利息の割合が増え、元本の減りが遅くなります。ネット銀行などでは、この仕組みがない商品もあります。ご自身の契約内容(金利見直しの時期、5年ルール・125%ルールの有無)を確認してください。

基準金利を引き上げる時期や幅は銀行ごとに異なります。報道では、2026年10月に変動金利を引き上げた銀行はまだ一部で、引上げ幅は0.25%程度が目安とされています。旧版の「2026年10月から返済額が上昇し始める可能性が高い」という書き方は、多くの契約では当てはまらないため改めました。

借入額別・返済額増加シミュレーション

適用金利が0.75%から1.0%へ(+0.25%)上がった場合に、毎月の返済額がどれだけ変わるかを計算します。0.75%や1.0%は、あくまで計算のための仮定で、実際の適用金利は銀行・優遇幅・契約によって異なります。

前提条件

借入残高 0.75%時の月返済額 1.0%時の月返済額 増加額(月) 増加額(年)
2,000万円 約62,100円 約64,300円 約2,300円 約27,300円
3,000万円 約93,100円 約96,500円 約3,400円 約40,900円
5,000万円 約155,100円 約160,800円 約5,700円 約68,100円

借入残高3,000万円のケースでは、月約3,400円・年間約4.1万円の負担増です。さらに0.25%上がって1.25%になれば、月返済額は約99,980円となり、0.75%のときと比べて月約6,900円・年間約8.3万円の負担増になります。金利が0.5%動いても、負担増は「家計がすぐ破綻する」水準ではない一方、借入額が大きい方や、金利がさらに上がる場合は無視できません。

繰上返済と運用、どちらを優先するか

低金利の時代には「繰上返済するより、そのお金を運用に回した方が有利」という考え方が一般的でした。金利が上がると、この判断は変わりうるため、改めて考え方を整理します。

繰上返済のリターン
金利1.0%の住宅ローンを繰上返済すると、約1.0%分の利息を確実に減らせます。これは、リスクのない「年1.0%の利回り」と同じ意味です(住宅ローン控除を受けている場合は、控除額との関係も確認が必要です)。

預金・投資との比較
同じお金を預金や国債に置けば、ネット銀行の1年定期は1.5%前後、個人向け国債(変動10年)の初回利率は2.05%(2026年10月募集分)と、住宅ローン金利を上回るケースが出てきました。株式や投資信託は期待リターンが高くなる可能性がありますが、元本割れもありえます。「どちらが有利か」は、金利水準だけでなく、リスクに耐えられるか、手元資金を残せるかによっても変わります。

繰上返済は、一度行うとお金が戻らない(流動性を失う)行為でもあります。万が一の支出に備えて、生活費の3〜6ヶ月分程度は手元に残しておくことが望ましいです。

預金金利の上昇:普通預金0.5%・ネット銀行の定期1.5%前後

日銀の利上げは、預金金利にも表れています。メガバンクの普通預金金利は、2026年2月に0.3%となり、8月3日に0.4%、11月2日に0.5%へ引き上げられました(三菱UFJ銀行の発表。三井住友銀行・みずほ銀行も同様に引き上げを発表)。ネット銀行の1年定期は、2026年10月上旬の通常金利で各行1.5%前後(1.25〜1.70%)でした(二次情報)。

※旧版には、銀行別の1年定期金利の表(SBI新生銀行・オリックス銀行・あおぞら銀行・楽天銀行・三菱UFJ銀行)を載せていましたが、2026年6月時点の金利を確認できなかったため削除しました。最新の金利は各銀行のウェブサイトでご確認ください。

預金金利の実質的な価値

①元本保証・預金保険対象
預金は、1金融機関あたり元本1,000万円とその利息までが預金保険の対象です(無利息で決済用の預金は全額保護されます)。株式や投資信託のような価格変動リスクがありません。

②実質利回り(インフレ調整後)
消費者物価(生鮮食品を除く総合)は、2026年4月が+1.4%、9月が+2.1%と月によって動きます。仮にインフレ率を2.0%とすると、金利0.5%の預金の実質利回りは−1.5%、ネット銀行の1.5%の定期でも−0.5%です。金利が上がっても、物価上昇に追いついていない場合がある点は変わりません。ただし、普通預金0.001%だった頃と比べれば、目減りの幅は小さくなっています。

③置き場所による利息の差
300万円を1年間、金利1.5%の定期預金に預けると、税引前の利息は約4.5万円です(税引後は約3.6万円)。普通預金0.5%なら税引前で約1.5万円です。当面使わない生活防衛資金は、すぐ引き出す分と分けて置き場所を考える価値があります。

預金の見直しポイント

債券市場への影響:金利上昇で債券価格はどこまで下落するか

金利上昇は、債券市場に逆風となります。債券価格と金利は逆の関係にあり、市場の金利が上がると既発債の価格は下がります。

債券価格下落のメカニズム

たとえば、利率0.5%・残り10年・額面100万円の国債を持っているときに、市場の金利が1.0%に上がったとします。

その結果、既発債の市場価格は下がります。下落の目安は、金利感応度を表す「デュレーション」から概算できます。

債券種類別の価格下落率シミュレーション

市場の金利が0.5%ポイント上昇した場合に、債券の価格が何%下がるかを、デュレーションを使った簡易計算(デュレーション×金利上昇幅)で示します。

債券種類 残存年数 デュレーション(概算) 金利上昇幅 価格下落率(概算)
日本国債(10年) 10年 約9年 +0.5% 約−4.5%
日本国債(5年) 5年 約4.5年 +0.5% 約−2.25%
社債(A格・10年) 10年 約8.5年 +0.5% 約−4.25%
米国債(10年・為替ヘッジなし) 10年 約9年 +0.5% 約−4.5%+為替の影響

※簡易計算です。実際の価格はクーポン、信用力、金利の動き方によって変わります。

日本国債10年を持っている場合、市場の金利が0.5%ポイント上がると、価格は約4.5%下がる計算です。額面100万円の債券なら、時価は約95.5万円です。実際、日本の長期金利は2026年秋にかけて3%前後まで上昇しており、この数年で債券価格は大きく動いています。

債券投資の位置づけ

金利上昇局面では債券価格が下がりますが、それだけで「債券は不要」とはいえません。

①満期まで持てば額面で償還される(発行体が破綻しない限り)
価格が下がっても、満期まで保有すれば額面と利息を受け取れます。途中で売らなければ、価格の変動は「含み損」にとどまります。ただし、その間に、より高い利回りの債券に乗り換える機会は失われます。

②金利が上がるほど、新しく買う債券の利回りは高くなる
すでに金利が上がった後に買う債券は、以前より高い利回りを受け取れます。今後さらに金利が上がれば価格は下がり、下がれば価格は上がります。

③株式との値動きが違う
株式100%の資産は、株価の下落時に評価損が大きくなります。債券を組み入れると、資産全体の値動きを抑えられる場合があります。ただし、金利上昇で株式と債券が同時に下がる局面もあります。

株式市場への影響:金利上昇が効きやすい業種と効きにくい業種

金利上昇は、株式市場全体には逆風になりやすいといわれますが、業種によって影響は異なります。ただし実際の株価は、業績・景気・為替・投資家心理など多くの要因で動くため、金利だけで決まるわけではありません。

金利上昇が追い風になりやすい業種

①銀行:貸出と預金の金利差(利ざや)
銀行は預金で集めたお金を貸し出して利益を得ます。金利が上がる局面では、貸出金利と預金金利の差が広がり、利益が増えやすいとされます(預金金利の引上げ幅や貸出の競争状況によります)。

②保険会社:運用利回りの向上
生命保険会社は、預かった保険料を主に国債などの債券で運用しています。金利が上がると、新たに買う債券の利回りが上がり、運用収益が改善する面があります。

金利上昇が逆風になりやすい業種

IT・バイオなどの成長株(グロース株)は、金利上昇時に株価が下がりやすい傾向があります。

①将来の利益の割引率が上がる
株価は「将来の利益を現在の価値に割り引いたもの」で評価されます。割引率(金利)が上がると、将来の利益の現在価値は小さくなります。

たとえば、10年後に1億円の利益を生む企業の現在価値は、割引率1%なら約9,053万円、2%なら約8,203万円で、約850万円の差が出ます。

②借入コストの増加
成長企業は設備投資や研究開発のために借入を行うことが多く、金利上昇は資金調達コストの増加につながります。

※旧版には、2026年1〜6月のセクター別リターンの表を載せていましたが、実際の市場データではない仮想データだったため削除しました。

業種の偏りをどう考えるか

金利の影響は業種によって違いますが、「金利が上がるから特定の業種を増やす」と偏らせると、見通しが外れたときの損失が大きくなります。全世界株式や日本株全体のインデックスファンドなら、各業種が自動的に含まれます。個別の業種に投資する場合は、集中しすぎないことが基本です。

為替市場への影響:金利差だけでは円相場は決まらない

日米の金利差が縮まると、理論上はドルの魅力が下がり、円高に向かう力になります。ただし、為替は金利差のほかにも、物価、貿易や投資の資金の流れ、政府・日銀の動き、地政学リスクなど多くの要因で動きます。

日米の政策金利とドル円の実績

時期 日本の政策金利 米国の政策金利 日米金利差 ドル円レート
2026年5月 0.75% 3.50〜3.75% 約2.75〜3.0% 154〜159円台
2026年7月 1.0% 3.50〜3.75% 約2.5〜2.75% 一時163.98円まで円安
2026年11月初め 1.25% 3.75〜4.00%(9月の利上げ後) 約2.5〜2.75% 158円前後

※ドル円は月ごとの高値・安値・終値をYahoo!ファイナンスの為替データで確認した概数です。

旧版は「日銀の利上げで円高が進む」というシナリオを示していましたが、実際には利上げ後も円安が進んだ局面がありました。米国も9月に利上げしたため、日米の金利差は大きく縮まっていません。為替の先行きは、この表のように金利差の方向だけで読むことはできません。

外貨建て資産(米国株・外債)の為替リスク

円高になると、外貨建て資産(米国株式・米国債・外国株式投資信託など)の円換算評価額は減ります。逆に円安なら増えます。

具体例:米国株100万円分(1ドル=150円のときに購入)

株価(ドル建て)が10%上昇しても、為替が150円から140円へ円高になれば、円換算では約2.7%の上昇にとどまります。

為替リスクへの向き合い方

金利のある時代の資産配分の考え方

金利が上がると、預金や債券の利回りは以前より高くなる一方、債券価格は下がり、株式にも業種ごとの影響が出ます。「金利が上がったから○○を増やす」と一つの結論に寄せるのではなく、次の点を点検することが基本です。

資産配分を点検する3つの視点

視点①:預金・債券の役割を見直す
預金金利が上がり、債券の利回りも以前より高くなりました。生活防衛資金や数年内に使う資金は、預金や短い期間の債券で守りつつ、金利を取りにいく選択肢があります。一方、債券は金利が上がると価格が下がるため、長い年限ほど値動きが大きくなります。

視点②:株式は業種や地域の偏りを確認する
金利上昇の影響は業種で異なりますが、特定の業種に偏らせるのはリスクが高まります。まず、現在の保有が一部の業種・地域に偏っていないかを確認します。

視点③:為替リスクを把握する
外貨建て資産の割合と、円高になったときの影響額を把握します。長期的には外貨建て資産を持つことで分散効果がありますが、生活費を使う通貨との関係を意識します。

配分の例(考え方の一例)

下表は、年代別の資産配分の考え方を示した一例です。特定の配分を推奨するものではなく、リスク許容度・資産額・目標によって適切な配分は大きく変わります。

年代・属性 株式 債券 現金・預金 考え方
20〜30代(積立期) 70% 10% 20% 運用期間が長いため、株式の比率が高め
40〜50代(資産形成期) 50% 30% 20% 値動きを抑えるため、債券の比率を上げる例
60代以上(取り崩し期) 30% 50% 20% 取り崩しに備え、値動きの小さい資産を厚めにする例

モデルケースで学ぶ資産配分の見直し(仮想シミュレーション)

⚠️ 以下のケースはすべて仮想の人物設定によるシミュレーションです。実在の人物・事例ではありません。数値は概算であり、実際の運用成果を保証するものではありません。また、特定の商品の購入や特定の配分を勧めるものではありません。

ケース①:40代・変動金利住宅ローン保有者(借入残高3,000万円)

プロフィール

課題
適用金利が1.0%に上がると、月返済額が約93,100円から約96,500円(+約3,400円)になる計算。契約の5年ルールによって返済額の増加が先送りされる場合も、返済額の中の利息の割合は増える。さらに金利が上がる可能性を考え、手元資金の使い方を検討したい。

見直しの一案

  1. 一部を繰上返済する:普通預金500万円のうち300万円を繰上返済に充て、借入残高を2,700万円にする。適用金利1.0%で返済期間を変えない場合、月返済額は約86,800円となり、繰上返済前の約96,500円と比べて月約9,600円軽くなる。
  2. 残り200万円は手元に残す:普通預金に置くか、金利の高い預金に預ける。生活費の3〜6ヶ月分を確保できているかも確認する。
  3. 株式投資信託の内容を点検する:特定の業種や地域に偏っていないかを確認する。

シミュレーション結果(想定)

ケース②:60代・リタイア準備層(預金中心・3,000万円保有)

プロフィール

課題
預金金利が上がったとはいえ、2026年9月の物価上昇率(+2.1%)に追いつかない。65歳から取り崩しを始める予定だが、物価上昇に備えた資産運用を検討したい。運用経験が少ないため、大きな損失は避けたい。

見直しの一案

  1. 生活防衛資金は預金で確保:500万円を、すぐに引き出せる預金で持つ。
  2. 値動きの小さい資産から段階的に:運用経験が少ない場合、一度に移さず、まず許容できる損失額を決めてから、時期を分けて移す。
  3. 配分の例:債券ファンド1,000万円、株式30%・債券70%のバランス型ファンド1,000万円、高配当株式ファンド500万円。債券ファンドも、金利が上がる局面では基準価額が下がることがある。

シミュレーション結果(想定)

ケース③:30代・積立投資中(新NISA活用・月10万円積立)

プロフィール

課題
金利上昇で株式市場が調整局面に入った場合、評価額が一時的に下がる可能性がある。積立を続けるべきか、一時停止すべきか迷っている。

見直しの一案

  1. 積立投資は続ける:30代は運用期間が長く、価格が下がった時期にも一定額を買い続けることで、平均の購入単価を下げられる。ただし、価格が戻る保証はない。
  2. 配分を変えるなら一部を債券ファンドへ:たとえば月10万円のうち8万円を株式、2万円を債券ファンドにすると、全体の値動きを抑えられる。
  3. 普通預金200万円の置き場所を見直す:生活防衛資金として、金利のより高い預金に移す方法がある。

シミュレーション結果(想定)

金利が上がった場合の返済額を試算してみませんか?

政策金利のシナリオを設定して、変動金利ローンの返済額の推移・5年ルール・繰上返済の効果を試算できます(投資との比較機能はありません)

シミュレーターを使ってみる →

まとめ:金利上昇局面で見直したい3つのこと

日銀の利上げは、31年ぶりの金利水準への転換です。家計への影響は、人によって大きく異なります。次の3点を、自分の状況に当てはめて点検してみましょう。

見直し①:住宅ローンの契約内容と返済計画

変動金利の方は、金利の見直し時期、5年ルール・125%ルールの有無を確認しましょう。借入残高3,000万円の場合、適用金利が0.25%上がると月返済額は約3,400円、0.5%上がると約6,900円増える計算です(残り30年の場合)。

見直し②:預金・債券の置き場所

預金金利は上がり、メガバンクの普通預金は0.5%、ネット銀行の1年定期は1.5%前後になっています。

見直し③:株式や外貨建て資産の偏り

金利上昇の影響は業種や為替によって異なります。

金利のある時代は、これまでの前提を見直す機会でもあります。自分のリスク許容度・年齢・目標に合わせて、資産配分と返済計画を点検しましょう。

📌 2026年11月4日の更新・訂正
①利上げ前の政策金利を、0.5%ではなく0.75%(2025年12月に引上げ済み)に訂正し、6月の利上げ幅を+0.25%としました。9月に1.25%へ引き上げられた経緯も追記しています。②「物価は12ヶ月連続で2%超、4月は2.3%」は誤りでした(4月は+1.4%、9月に+2.1%)。春闘の平均を5.2%から連合の最終集計5.01%に、実質賃金の「2025年10月以降プラス」を「2026年1月にプラス転換」に直しました。③日米金利差の「5.0%(米国5.5%)」を削除し、米国の政策金利を実績(3.50〜3.75%、9月に3.75〜4.00%)に統一しました。④住宅ローンの返済額表を、残り30年・元利均等で再計算しました(旧表の数値は、条件を再現できませんでした)。「2026年10月から返済額が上昇する可能性が高い」という記述は、5年ルール・125%ルールの存在を踏まえて改めました。⑤預金金利を最新の実績に更新し、確認できなかった銀行別の金利表を削除しました。⑥円高シナリオの表を、実績(7月に一時163.98円まで円安)に差し替えました。⑦実際の市場データではない「セクター別リターン」の仮想データ表と、根拠を示せない編集部の金利予測(2027年末に2.0%)を削除しました。⑧モデルケース②・③の試算を、前提を示して再計算しました(旧ケース③の「約4,500万円」は前提と合いませんでした)。⑨「金利上昇をチャンスに変える」「債券比率を引き上げることが推奨されます」などの断定的な表現を弱めました。⑩シミュレーターの紹介文を、リンク先の実際の機能に合わせて直しました。
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⚠️ 免責事項

本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。記事内の数値シミュレーションは概算であり、実際の運用成果を保証するものではありません。

住宅ローンの繰上返済・借り換え、投資信託の購入、債券投資などの判断は、ご自身の財務状況・リスク許容度を考慮した上で行ってください。必要に応じて、ファイナンシャルプランナー・税理士などの専門家にご相談ください。

金利・為替レート・株価などの市場データは変動します。記事内の情報は2026年11月時点のもので、将来の市場動向を保証するものではありません。

本記事の内容によって生じた損害について、マネトモ編集部は一切の責任を負いかねます。